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アイヌ系とマレー系の民族と日本人(日本人のルーツ 2016.3.22)

アイヌ系とマレー系の来た道

拙ブログでは、自然との共生文化のルーツ等との関連で、日本人のルーツについても愚考しております。

先日(2日前)、「マレー系の民族は世界最大の海洋民族」と紹介し、日本人にもその血が流れていることを紹介しました。今回は、研究進歩の著しいY染色体ハプログループのデータを用い、日本人の海洋民族のルーツについて愚考します。

資料は、「Y染色体ハプログループの分布 (東アジア) 」のウエブサイトです。ここに掲載されているデータは、多くの報告をまとめたもので、包括的であり、たいへん参考になります。

ご存じのようにY染色体のハプログループ分類は、父親の系譜をたどることのできる分類法です。まず、日本人259人の分析例(Hamer 2005)ですが、日本人は、次の7グループに分けられることになるようです。

1. アイヌ系(ハプログループD、34.7%)
2. 半島系(韓国系)(ハプログループO1b、31.7%)
3. 中国系(ハプログループO2、20.1%)
4. モンゴル系(ハプログループC、8.5%)
5. 台湾系(ハプログループO1a、3.2%)
6. チベット系(ハプログループN、1.6%)
7. アメリカ先住民族(ハプログループQ、0.4%)

以上の結果をまとめますと、日本人は、アイヌ系(D 35%)、半島系(韓国系)(O1b 32%)、中国系(O2 20%)の3系譜で約9割(87%)を占めることになります。これにモンゴル系(C 9%)と台湾系(O1a 3%)を加えますと99%になりますので、日本人は、アイヌ系、半島系、中国系、モンゴル系、台湾系の5ハプログループの混血グループと結論されます。

これらのハプログループのうち、O1aとO1bは南方の島々に多く認められることから、本ブログで紹介している海洋民族のマレー系になります。

また、その分類記号から想像できますように、O1aとO1bはO1グループのaかbの分類であり、兄弟のように遺伝的に近い関係にあります。因みに、O1aは台湾やフイリピンに多く、O1bはボルネオやインドネシアに多い感じです。

いろいろな情報を総合しますと、氷河期の5万年前頃にアイヌ系(Dグループ)がベトナムを経由して先がけて日本に来たと思われます。ついで、氷河期の3万年前頃にマレー系(O1b)がボルネオを経由して日本に来たと思われます。

関連し、上の図は、アイヌ系、マレー系がアフリカから東南アジアを経て日本に来た海の道です。

同じく、下の図は、台湾系(O1a)が、アフリカから東南アジア(フイリピン)と台湾を経て日本へ来た道です。

台湾系の日本へ来た道

まとめますと、アイヌ系、マレー系(半島系+台湾系)は、アフリカから東南アジアへ、東南アジアから日本へという海路を経て日本に来たという経過からして、生まれながらの海洋系の民族であったと推察されます。

そして、これらの日本におけるハプログループの割合は70%(35%+32%+3%)ですので、日本民族は、もともと海洋民族を中心に形成されてきたと思われます。



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  1. 2016/03/22(火) 01:03:55|
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