世界のベストフードと旬の野菜(園芸と健康 2013.3.15)
今日は晴れたすがすがしい朝です。さて、3月はホウレンソウ、コマツナ、ミックスレタスの収穫について報告してきました。これらの野菜は無加温ビニールハウスで育てたものであり、厳密には旬の野菜とは言えないかもしれませんが、2月の日射を十分にあびて育った新鮮な野菜であり、私は旬の野菜に準じるものとして評価しています。
そこで、関連し、旬の野菜と日本料理について愚考してみます。
世界のベストフードは中国料理と言われます。その中国のある高名な料理家の話によりますと、中国料理に無いものが日本料理だと言います。例えば、中国料理と同じように有名な料理にフランス料理がありますが、味付けは広い中国料理の中に似たものがあり、フランス料理は中国料理の一部と解説しております。一方、日本料理については、味付けよりも素材が重要であり、このような料理は中国料理に無いと絶賛しております。
中国料理は、味付けは複雑、素材は何が使われているのかは一目では分かりにくい特徴があります。一方、日本料理は、味付けは無い場合も多く、素材は見てすぐ分かり、新鮮であることが重用されます。分かりやすく言えば、日本料理の神髄は新鮮な素材を集め、スライスし、それにワサビ等の香辛料を添えているだけかもしれません。
ニラ、ミツバ、サンショウ、ネギ、カラシナ、ダイコン、ジャガイモ、タケノコ、コーン、イチゴ、オクラ、等々、すべて収穫直後が最も香りが強いのが特徴です。日本人は、この新鮮な香りを旬の香り、旬の味として大切にしてきました。まさに旬の野菜は、日本料理の神髄であり、新鮮な野菜を供給できる家庭菜園と深く結びついています。その意味で家庭菜園から収穫される旬の野菜は日本料理そのものと思われます。
写真は、秋に作ったシュンギクです。このシュンギクを天ぷらにして入れた蕎麦は、シュンギク蕎麦と言われますが、シュンギクと蕎麦の香のハーモニがよく、私は大好きです(笑)。
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- 2013/03/15(金) 10:17:50|
- 旬野菜料理
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| コメント:2
間取作造 様
いつもコメント、ありがとうございます。
シュンギクは春と秋、移植後1か月は防虫ネットの中で育てていますが、
そうすると、いつも立派にできています。
草々
> 春菊の天ぷらで日本そばをいただく。
> 私も大好きです。
>
> それにしても綺麗で立派な春菊ですね。
> うちのとは大分違います。
> 少しづつ上手になるよう頑張ります。
- 2013/03/16(土) 16:56:29 |
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- ささげくん #-
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