野菜を食べやさい

無農薬、無耕起、無堆肥による有機栽培を通じ、旬野菜、食と健康、自然との共生、退職後の人生について発信いたします。

無耕起、無堆肥でも土は肥えるのか(土作りと肥料 2015.1.29)

緑肥オートとモロヘイヤ残骸

今日は晴れ。霜柱が厚く立ち冷え込みましたが、風は穏やかで冬の園芸日和です。

さて、昨日は生ゴミの埋め込み利用について紹介しましたが、生ゴミ埋め込みは地力増強の一方法と思われます。一方、私は無(不)耕起栽培という方法で野菜作りをしております。本方法は原則として堆肥を使いませんが、このような方法で地力増強ができるのか、について今回は愚考します。

有機農法の教科書によれば、一般に堆肥は土つくりに不可欠な材料として紹介されています。しかし、最近の日本有機農法研究会の雑誌「土と健康」を読んでいますと、不耕起農法も有機農法という報告も見られるようになってきました。

もともと、私の教科書としている「ぐうたら農法のすすめ」(2001)の著者西村和雄氏は、無耕起・無堆肥を推奨していますが、長年有機農法を研究してきた方でもあり、不耕起農法も有機農法という報告はおかしなことでもありません。

その著書では、不耕起栽培においては、作物の下に敷いた草マルチ(緑肥)や残された根が微生物の働きで発酵(腐食)し、土が自然に団粒構造になっていくことを紹介されておりますが、不耕起栽培は自然の循環を重視している有機農法そのもの、あるいは有機農法が進化したものと思われます。

このため、不耕起の家庭菜園法では、収穫物残骸や緑肥を草マルチとして使えば、自然と地力がついてくるので堆肥を使わなくとも良いと判断されます。

関連し、上の写真は、現在の我が菜園の緑肥オートと枯草モロヘイヤの残骸です。モロヘイヤは硬く、なかなか枯れませんが夏には自然に還ります。

下の2枚の写真はサツマイモ残骸とトマトの残骸です。いずれもかなり小さくなっており、土に還りつつあります。

サツマイモの蔓残骸1月

トマト残骸1月

下の2枚の写真は果樹の下の様子で、剪定された枝が置いてあります。たんじゅん(炭素循環)農法によれば、このように伐採した枝木を置くだけで、キノコ菌が木を分解し、腐植が進み、土は団粒構造となり、肥えてくると言われ、私も実践しているところです。

剪定枝残骸1

剪定枝残骸2

そして、これらの実践の結果については2年間紹介してきましたが、我が菜園では、無農薬野菜がそれなりに採れていますので、効果は出てきていると思われます。



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  1. 2015/01/29(木) 10:01:34|
  2. 土作りと肥料
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:14
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コメント

Re: nasu_to_matoさん、植物残渣処理

nasu_to_matoさん
いつも有意義なコメント、ありがとうございます。

「たんじゅん農法」については、たいへん勉強になっています。

ご指摘のように、植物残渣処理も土表面に置き、発酵させればよいと思っています。
これも「たんじゅん農法」の応用ですね。
草々


> 近くの畑でも 積極的に剪定チップ(無料)を畑に入れられる人が現れました
> いいことだと よろこんでいましたが
> しかし 植物残渣は 燃やされています
> ほんと もったいないと思っています
> 地表面残渣を土に戻しては悪いことが起こると思っていられるようです 
>
> 植物残渣も 腐敗分解でなく発酵分解させれば
> 野菜にとっては いいことしか起こらない と言うことですね!!!
  1. 2015/01/30(金) 10:17:57 |
  2. URL |
  3. ささげくん #-
  4. [ 編集 ]

Re: やしまファームさん、不耕起農法

> 不耕起、無農薬で畑を維持するとなると、人間一人で、
> 畑を専従で行うとしたら、どれくらいの面積が管理可能なのでしょうね。
やしまファームさん
いつも意味深いコメント、ありがとうございます。

不耕起農法ですが、著書「ぐうたら農法のすすめ」では、畑地の整備に大型のトラクターなども使っている例も出てきます。大面積の畑地を管理するには機械は必須と思われます。

私の例は、8アール程度の家庭菜園ですので、肉体労働だけで可能です。

不耕起農法、かつ肉体労働だけでどれだきできるのかは計算したことが有りませんが、私の経験では今の5倍以上(8アールx5=40アール、4反)は可能かと思っています。
草々



> 不耕起、無農薬の理念だと、ガソリンを使った耕運機や
> 刈り払い機は、理念から外れるのでしょうから、鍬や鎌など、
> 人力の物が理想なのでしょうし、人力で管理ができる広さは
> 、毎日畑に出るとして、せいぜい広くても300坪ほど?1反が
> 限度かなぁと思います。
> 自分は、サラリーマンとの兼業なので、可能な限りのトラクターや
> 草刈り機は駆使していますが、化学の肥料や農薬は
> 使わないように心がけています。
  1. 2015/01/30(金) 10:13:38 |
  2. URL |
  3. ささげくん #-
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Re: agriotomeさん、土つくり

agriotomeさん
たびたびのコメント、ありがとうございます。

無耕起、無堆肥は理想とのこと、嬉しいですね。
土つくり、参考になれば幸いです。

なお、我が菜園ですが、果樹関係が2アール、野菜関係が6アールです。
草々


> 土づくり参考になります。
> 農業始めたばかりで土づくりが一番大変だと思っています。
> 無耕起、無堆肥は理想です。
> かなり広い耕作面積なのでしょうね。
>
> 今後も情報待っています。
  1. 2015/01/30(金) 10:01:09 |
  2. URL |
  3. ささげくん #-
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Re: マウントエレファントさん、キノコ菌

マウントエレファントさん
いつもコメント、ありがとうございます。

キノコ菌だけでなく白アリも分解に協力するようです。
そして、分解の過程で空気窒素を固定し地力を上げる効果もあり、ご指摘のように自然のしくみはうまくできているようです。
草々


> 伐採した木を置くことでキノコ菌が木を分解して、腐葉土ができる。
> うまくできているんですね。
> とても参考になりました。
  1. 2015/01/30(金) 09:57:40 |
  2. URL |
  3. ささげくん #-
  4. [ 編集 ]

Re: hippoponさん、こちらこそよろしく

hippoponさん
たびたびのコメント、ありがとうございます。

興味のある記事にコメントをいれたくなる性格があり、うるさいかもしれませんが、
こちらこそよろしくお願いします。
草々


> 早速におたよりありがとうございます、
> またヨロシカッタラお遊びにいらしてください。
> 書くことが古いので、また、男の様で、70代の御爺さんに思われましたが、
> 女性です。適度に妙齢で、通過中です。( *´艸`)
> その話は、結構餅をこねくり回すようだったので、
> 嫌いですが、、
> その他でしたら、もう、、どんどんいらしてください。
> ちょっと風邪気味で、うまくまわれてませんがよろしくお願いいたします。
  1. 2015/01/30(金) 09:53:38 |
  2. URL |
  3. ささげくん #-
  4. [ 編集 ]

Re: まろ様、地力

まろ様
応援コメント、ありがとうございます。

ご指摘のように、地力は目に見えませんが野菜が答えてくれます。
引き続き、同農法を続けます。
草々

> 地力とは、なかなか目に見えないので
> 効果がはっきりしませんが
> 2年間続けてこられての作物がその証ですね。
> この先の探求も期待しております。ww
  1. 2015/01/30(金) 09:50:23 |
  2. URL |
  3. ささげくん #-
  4. [ 編集 ]

植物残渣処理

近くの畑でも 積極的に剪定チップ(無料)を畑に入れられる人が現れました
いいことだと よろこんでいましたが
しかし 畑で取れた植物残渣は 燃やされています
ほんと もったいないと思っています
地表面の植物残渣を土に戻しては悪いことが起こると思っていられるようです 

植物残渣も生ゴミも 腐敗分解でなく発酵分解させれば
野菜にとっては いいことしか起こらない と言うことですね!!!
  1. 2015/01/30(金) 09:01:52 |
  2. URL |
  3.  nasu_to_mato #GCA3nAmE
  4. [ 編集 ]

不耕起、無農薬で畑を維持するとなると、人間一人で、
畑を専従で行うとしたら、どれくらいの面積が管理可能なのでしょうね。
不耕起、無農薬の理念だと、ガソリンを使った耕運機や
刈り払い機は、理念から外れるのでしょうから、鍬や鎌など、
人力の物が理想なのでしょうし、人力で管理ができる広さは
、毎日畑に出るとして、せいぜい広くても300坪ほど?1反が
限度かなぁと思います。
自分は、サラリーマンとの兼業なので、可能な限りのトラクターや
草刈り機は駆使していますが、化学の肥料や農薬は
使わないように心がけています。

  1. 2015/01/29(木) 22:33:44 |
  2. URL |
  3. やしまファーム #-
  4. [ 編集 ]

ささげくん さま

土づくり参考になります。
農業始めたばかりで土づくりが一番大変だと思っています。
無耕起、無堆肥は理想です。
かなり広い耕作面積なのでしょうね。

今後も情報待っています。
  1. 2015/01/29(木) 20:54:49 |
  2. URL |
  3. agriotome #-
  4. [ 編集 ]

伐採した木を置くことでキノコ菌が木を分解して、腐葉土ができる。
うまくできているんですね。
とても参考になりました。
  1. 2015/01/29(木) 20:32:58 |
  2. URL |
  3. マウントエレファント #TO/PCoV.
  4. [ 編集 ]

早速におたよりありがとうございます、
またヨロシカッタラお遊びにいらしてください。
書くことが古いので、また、男の様で、70代の御爺さんに思われましたが、
女性です。適度に妙齢で、通過中です。( *´艸`)
その話は、結構餅をこねくり回すようだったので、
嫌いですが、、
その他でしたら、もう、、どんどんいらしてください。
ちょっと風邪気味で、うまくまわれてませんがよろしくお願いいたします。
  1. 2015/01/29(木) 14:40:26 |
  2. URL |
  3. hippopon #-
  4. [ 編集 ]

地力とは、なかなか目に見えないので
効果がはっきりしませんが
2年間続けてこられての作物がその証ですね。
この先の探求も期待しております。ww
  1. 2015/01/29(木) 13:02:07 |
  2. URL |
  3. まろ #-
  4. [ 編集 ]

Re: hippoponさん、地力

hippoponさん
コメント、ありがとうございます。
hippoponさんの記事が興味深い内容でしたので、勝手ながらコメントさせていただきました。
よろしくお願いします。

地力ですが、有機物が菌により分解されて最終産物の腐植になりますが、これが多いと地力が高いと言われております。腐植は肥料を保持する能力が高く、かつ土壌を団粒構造にする特性があることが主な理由のようです。

有機物の畳をすき込むと同じような効果が出ることが予想されます。
草々



> こんにちは
> お便りありがとうございました。
> マヌカは良くきいいてくれましたよ。
>
> 地に力があると言うのは、中の菌が健康と言う事なのでしょうか?
> 宅地を庭にしないとならなかった時、
> 何処からが、大工さんがふるい畳を何十畳も運んできて、積み上げて、
> 毎日ホースで水マキシてたように思います。
> あるとき、学校から帰ったら、それが、ばらされて、
> 関東ローム層の粘土質の土にすきこんだのか?
> 土も入れたのか?いい土になりました。
> 古い話でよく覚えてませんが、ご参考になりますか?
  1. 2015/01/29(木) 12:03:23 |
  2. URL |
  3. ささげくん #-
  4. [ 編集 ]

こんにちは
お便りありがとうございました。
マヌカは良くきいいてくれましたよ。

地に力があると言うのは、中の菌が健康と言う事なのでしょうか?
宅地を庭にしないとならなかった時、
何処からが、大工さんがふるい畳を何十畳も運んできて、積み上げて、
毎日ホースで水マキシてたように思います。
あるとき、学校から帰ったら、それが、ばらされて、
関東ローム層の粘土質の土にすきこんだのか?
土も入れたのか?いい土になりました。
古い話でよく覚えてませんが、ご参考になりますか?

  1. 2015/01/29(木) 10:46:26 |
  2. URL |
  3. hippopon #-
  4. [ 編集 ]

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