アスパラガスの茎枯れ病対策と次年度の準備(病害虫対策 2013.12.29)
今日は晴れ、寒いとはいえ風は穏やかで園芸日和でした。
さて、アスパラガスの管理については、ブログ「
楽しい農業生活」で紹介がありました。
近辺のアスパラガスを見ていますと、茎枯れ病のため収穫皆無となっているところが多くあり、茎枯れ病対策なしにはアスパラガスは作れない感じです。
一方、私の菜園ですが、今年、3年目の芽を初めて収穫でき、その管理に自信を深めているところです。そこで、参考までにその茎枯れ病対策について紹介します。
茎枯れ病は、茎の根本についた菌核(黒い菌の極小粒の塊)が越冬し、次年度に出てきた新しい茎に伝染し発生しますので、伝染原のこの菌核を残さないようにすることが重要なポイントです。
下の写真は冬のアスパラガスですが、菌核が着いている可能性がありますので茎は全部刈り取り、離れたところに処分します。なお、病害が出ている茎については、根本に菌核があることを想定し抜き取ります。

下の写真は、茎の処分後に、畝の周囲を削りとった様子です。残った土の中に菌核が残っている可能性がありますので、これらの土を削り取り廃棄することが求められます。隣の穴は、その削り取った土を埋めるために掘られたものです。

下の写真はその表面の土を2cmほど削って、隣に準備した穴に埋めたところです。埋められた菌は出てくることはできませんので発生源はなくなったことになります。

下の写真は、削ってむき出しになった株基に、乾いて茎が傷まないように、穴を掘ったときに出てきた土を表面に戻したところです。これでおしまいですが、草(ワラ)マルチをすれば完璧かと思います。

次年度の管理として、収穫が終わった後(6月上旬頃)、草マルチをします。草マルチは、雨のときの病原菌の雨のはね返りによる茎への付着、そして、アスパラの乾燥害を防ぐ役割があり重要です。
上の写真は昨年の草マルチの様子です。さらに、その周囲には雑草抑制のためにリビング麦マルチもしてあります。これでも病害は出てきます(笑)。
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- 2013/12/29(日) 17:12:29|
- 病害虫対策
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