野菜を食べやさい

無農薬、無耕起、無堆肥による有機栽培を通じ、旬野菜、食と健康、自然との共生、退職後の人生について発信いたします。

フリカはなぜ発展しないのか(1)(マダガスカルとアフリカ 2017.1.23)

アフリカ鍬

私ことですが、国際援助という予算を使い、アフリカのベナン国で2年(2009-2011)、そして、現在はマダガスカルで2年(2015-2017)働いています。しかし、アフリカは援助の効果のないところと言われます。今回は、その問題について、(1)遅れた社会環境、(2)アフリカ人の思考様式、の2回に分けて、紹介します。

まず、今回は、(1)遅れた社会環境です。

欧州関係の援助は多数ありますが、援助が終わると、援助で立てられた建物が廃墟となり、ほとんど何もなかったかのような状態に戻ると言われます。すなわち、援助予算は効果がなかったことになります。

たとえば、私は農業関係ですが、ベナン国で行われたドイツ援助プロジェクトの廃墟を見たことがあります。その場所には廃墟となった建物と錆びた大型農業機械だけが残っていました。ドイツが近代農業技術導入の見本として始めたプロジェクトですが、ベナン国農民にはその技術を導入できる人は居なかったことになります。

そこで、アフリカの現場を見ますと、アフリカの農民の持っている農機具は、焼き畑農耕のための木を切るナタ(蛮刀Cutlass)、そして、播種や除草のために使う小さなアフリカ鍬(African how)だけです。

関連し、上と下の写真は、アフリカで今でも主要な農機具でありますアフリカ鍬(片手で使う) と蛮刀です。

アフリカの蛮刀

陸稲を作っている農家を見て驚いたのは、イネを刈り取るカマも無かったことでした。すなわち、焼き畑農耕で自給自足の農業をしてきたアフリカの人たちには、トラクターは買えません、修理もできません。現実離れしたプロジェクトだったことになります(笑)。

このため、人材育成(キャパシテイビルデング)が重要だと言われ、それがプロジェクト主要課題となりつつありますが、それも遅々として進まない状況です。

たとえば、人材育成しても、彼らの働く場所がないという問題があります。すなわち、まず働く場所を作り、そのための人材育成という順序が必要となります。こうなると、民間投資が必要となります。

しかし、民間となると、利益が出ないと投資しないわけですから、簡単ではありません。このため、民間でも利益が出るのは採掘産業などの第一次産業といわれますが、石油、金、ダイヤモンドなど採掘産業がこれからも中心になっていくと思われます。なお、この効果でも、アフリカのGNPは年平均5%の生長と言われています。

なお、下の写真は記事と関係ありませんが、マダガスカルのスイレンです。今も咲いています。

マダガスカル夏のスイレン1

マダガスカル夏のスイレン2


家庭菜園 ブログランキングへ
スポンサーサイト
  1. 2017/01/23(月) 00:06:15|
  2. マダガスカルとアフリカ
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:12
<<アフリカはなぜ発展しないのか(2)(マダガスカルとアフリカ 2017.1.25) | ホーム | コメと魚を食べると心筋梗塞になりにくい(食と健康 2017.1.21)>>

コメント

Re: どすこい さん、水連は黙っていても、美しいですね

どすこい さん
貴重なコメント、ありがとうございます。

ご指摘の、水連は黙っていても、美しいですね、
ですが、睡蓮を視てはいつも癒やされています。

そして、地道に行くしかないと思っています。
草々



> ささげくん 様
>
> 大変、ご苦労様、そして、有難うございます。
> 問題が改善するのは、難問なのですね。
> 農業では、即座にお金に結びつかないのですね。
> どすこいは、考えさせて頂きました。
> 今、この瞬間の地球環境を。
>
> 水連は黙っていても、美しいですね。
>
> いつも有難うございます。
  1. 2017/01/24(火) 00:10:59 |
  2. URL |
  3. ささげくん #-
  4. [ 編集 ]

ささげくん 様

大変、ご苦労様、そして、有難うございます。
問題が改善するのは、難問なのですね。
農業では、即座にお金に結びつかないのですね。
どすこいは、考えさせて頂きました。
今、この瞬間の地球環境を。

水連は黙っていても、美しいですね。

いつも有難うございます。
  1. 2017/01/23(月) 22:44:40 |
  2. URL |
  3. どすこい #-
  4. [ 編集 ]

Re: にゃいははさん、アフリカが、アフリカで居てくれる方が

にゃいははさん
いつも貴重なコメント、ありがとうございます。

最後の、アフリカが、アフリカで居てくれる方が、ですが、同感です(笑)。
でも、現実は、人口が増え、アフリカらしい自給的生活のできる空間は少なく
なりつつあります。

にゃいははさんのブログに出てくる動物たちの野生の森も狭められてきています、

なお、睡蓮、今が視どきです。
草々

> 機械化される事が幸せにつながるとは限らない
> なんだか、私はホッとしています。
> 世界中が同じように発展するなんて、環境やら何やら違うと思うので
> アフリカが、アフリカで居てくれる方がホッとします。
>
> 睡蓮、きれいですね!
  1. 2017/01/23(月) 20:23:23 |
  2. URL |
  3. ささげくん #-
  4. [ 編集 ]

Re: aoiさん、縄文時代から続く心意気みたいなものがあるのかしら

aoiさん
貴重なコメント、ありがとうございます。

ご指摘の、縄文時代から続く心意気みたいなもの、ですが、これは大切な日本の財産だと思います。
その意味で、日本人はアフリカに溶け込むことができます。
そして、日本人の人気は高いです(笑)。
そして、これから日本の出番だと思います。
草々

> そうなんですか、先進国からアフリカの後進国プリをみて、援助をする。それが的を得ていなかったんですね。
> まったく知りませんでした。
> また聞きですが、戦前の日本がアジア各国に対してとった植民地政策が戦後外国から賞賛されたという事だそうです。
> 日本人は他の国とはちょっと違う人種なんじゃないかと、ふと思いました。
> 縄文時代から続く心意気みたいなものがあるのかしら。
  1. 2017/01/23(月) 20:18:09 |
  2. URL |
  3. ささげくん #-
  4. [ 編集 ]

Re: feizyoaさん、自給自足ができるような環境作り

> ウーム、言ってることはごもっともですが、私はやや違った角度から見たいと思います。
feizyoaさん
たいへん貴重なコメント、ありがとうございます。

気候の問題もあるかと思います。低地は黄熱病やツエツエバイの問題があり、
生きているのがやっとかもしれません。

でも、ケニヤ、マダガスカルなど涼しい高地でも同じ社会問題があり、簡単でない状況です。

また、自給自足ができるような環境作りですが、大切なことだと思います。
今、人口が増え、自給的農法の焼き畑農耕が困難になってきています。
草々


> 一点「気候」というファクターは抜けていないでしょうか。
> アフリカは年がら年中暑い環境なので汗を流しながら屋外労働をするという思考(習慣)が無いんじゃないかと思います。
> そこにヨーロッパ的な農業を持ち込んでも無理な気がします。
> それと旧植民地と言う富を収奪しつくした場所で一から何かを立ち上げようとしてもそれなりの大変さが有ると思います。
> そもそも彼らにとって欧米の価値観は通用しないと言うか、何も経済発展が必ずしも求めている至福ではないと思います。
> 物は無くても何も心配なく、つつがなく一日が過せればそれが至福ではないかと思います。
> 例えばアボリニジーとかアメリカインディアンのような生活です。
> ですのでそこそこ自給自足ができるような環境作りを国際的に援助且つ保証するのが良いと思います。
  1. 2017/01/23(月) 20:12:03 |
  2. URL |
  3. ささげくん #-
  4. [ 編集 ]

Re: ココモカさん、難しい問題が山積みですね

ココモカさん
いつも貴重なコメント、ありがとうございます。

ご指摘のとおりで、難しい問題が山積です(笑)。
地道に行くしかない、というのが私の結論です。
草々


> 難しい問題が山積みですね
> 援助の効果がない・・・
> 現地に即してない、現場を理解していない・・・支援
> 人材育成・・・受け皿がない・・・
> 単純には解決できる問題じゃないですね
> 現実に即さなければ・・・
> 力不足です、心に留めておきます。
> 師匠の実行力はすごい
  1. 2017/01/23(月) 20:04:47 |
  2. URL |
  3. ささげくん #-
  4. [ 編集 ]

機械化される事が幸せにつながるとは限らない
なんだか、私はホッとしています。
世界中が同じように発展するなんて、環境やら何やら違うと思うので
アフリカが、アフリカで居てくれる方がホッとします。

睡蓮、きれいですね!
  1. 2017/01/23(月) 18:41:09 |
  2. URL |
  3. にゃいはは #-
  4. [ 編集 ]

そうなんですか、先進国からアフリカの後進国プリをみて、援助をする。それが的を得ていなかったんですね。
まったく知りませんでした。
また聞きですが、戦前の日本がアジア各国に対してとった植民地政策が戦後外国から賞賛されたという事だそうです。
日本人は他の国とはちょっと違う人種なんじゃないかと、ふと思いました。
縄文時代から続く心意気みたいなものがあるのかしら。
  1. 2017/01/23(月) 14:41:01 |
  2. URL |
  3. aoi #-
  4. [ 編集 ]

ウーム、言ってることはごもっともですが、私はやや違った角度から見たいと思います。
一点「気候」というファクターは抜けていないでしょうか。
アフリカは年がら年中暑い環境なので汗を流しながら屋外労働をするという思考(習慣)が無いんじゃないかと思います。
そこにヨーロッパ的な農業を持ち込んでも無理な気がします。
それと旧植民地と言う富を収奪しつくした場所で一から何かを立ち上げようとしてもそれなりの大変さが有ると思います。
そもそも彼らにとって欧米の価値観は通用しないと言うか、何も経済発展が必ずしも求めている至福ではないと思います。
物は無くても何も心配なく、つつがなく一日が過せればそれが至福ではないかと思います。
例えばアボリニジーとかアメリカインディアンのような生活です。
ですのでそこそこ自給自足ができるような環境作りを国際的に援助且つ保証するのが良いと思います。
  1. 2017/01/23(月) 14:28:29 |
  2. URL |
  3. feizyoa #mQop/nM.
  4. [ 編集 ]

難しい問題が山積みですね
援助の効果がない・・・
現地に即してない、現場を理解していない・・・支援
人材育成・・・受け皿がない・・・
単純には解決できる問題じゃないですね
現実に即さなければ・・・
力不足です、心に留めておきます。
師匠の実行力はすごい
  1. 2017/01/23(月) 13:27:08 |
  2. URL |
  3. ココモカ #-
  4. [ 編集 ]

Re: どりままさん、水連!

どりままさん
貴重なコメント、ありがとうございます。

ご指摘の水連ですが、マダガスカル高地ならではの色でしょうか。
私ことですが、マダガスカルで睡蓮に出会うととは予想していませんでした(笑)。

また、仕事への応援、ありがとうございました。
草々

> マダガスカルの水連!
> きれいな色ですね~
>
> 自分の国では当たり前のことが
> 国が違うだけで、考え方が根底から覆されること
> いっぱいありますね。
>
> お仕事頑張ってください!!
  1. 2017/01/23(月) 11:15:37 |
  2. URL |
  3. ささげくん #-
  4. [ 編集 ]

水連!

マダガスカルの水連!
きれいな色ですね~

自分の国では当たり前のことが
国が違うだけで、考え方が根底から覆されること
いっぱいありますね。

お仕事頑張ってください!!
  1. 2017/01/23(月) 10:40:31 |
  2. URL |
  3. どりまま #4ARdecsc
  4. [ 編集 ]

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://takitada.blog.fc2.com/tb.php/1096-d4cd4f36
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)