野菜を食べやさい

無農薬、無耕起、無堆肥による有機栽培を通じ、旬野菜、食と健康、自然との共生、退職後の人生について発信いたします。

不殺生の仏教と「自然との共生思想」の違い(日本人のルーツ 2016.12.2)

サツマイモ虫害1

「落語的笑いのすすめ」(桂文珍著 平成18年)を読んでいたら、立松和平さんが四万十川のヤマメを食べ、「必要以上にとってはいけません」と言っていたことが紹介されていました。

そして、「これは仏教の考えでしょう、おそらくは無駄な殺生をしないということなんでしょう」と桂文鎮さんが解説していました。

関連し、これは、仏教の考えでなく、日本人の「自然との共生」の考え(縄文思想)だと思ったところですが、今回は、この仏教と「自然との共生」の考えとの違いについて愚考します。

まず、仏教の教えは不殺生です。人は死ぬと別の生き物に生まれ変わるという輪廻の考えです。すなわち、生きているものは別の生き者に生まれ変わるのだから、どのような生きものを殺してはいけない、ということだと思います。

一方、日本人の考えは、「自然との共生」がベースにあり、人間は自然の一部であり、自然を破壊すること、すなわち必要以上に生き物を殺生することは自然破壊につながり、よろしくない、という感じでしょうか。

日本人の思考様式は、私もそうですが、不殺生の仏教よりも、この「自然との共生」という考えに近いのではないでしょうか。最初に出てきた立松和平さんも、名前のとおり「和平」(自然との共生)の考えだと思われます(笑)。 

また、関連し、「食事前に言う「いただきます」という言葉」には植物や動物の生命をいただくことに感謝の意味が込められていること、それは縄文時代から続いていること、を永六輔氏が語っていたことを拙ブログで紹介したことがあります。

また、先日、「有機栽培で虫殺しを止められないこと」について紹介したことがありますが、「自然との共生思想」では、虫(生命)を殺しても自然を破壊しなければ問題なし、というのが日本人の深層心理はあるのではないかと、思っているところです。

まとめますと、生き物を殺すことに関し、日本人は深層心理として、「自然との共生」という縄文時代からの思想が強く残している、と思われます。

関連し、上と下の写真は、サツマイモの葉を食べる毛虫が激しく発生した今年の様子です。妻は、300匹ぐらいの毛虫をはさみで切って殺し、収まったと言っていました。

サツマイモ虫害2

この妻の努力のためかサツマイモは、下の写真のように大豊作でした(笑)。

サツマイモ収穫物乾燥


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  1. 2016/12/02(金) 00:53:43|
  2. 日本人のルーツ
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  4. | コメント:12
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コメント

Re: alさん、 「自然と共生」のはざまで、揺れに揺れながら

alさん
貴重なコメント、ありがとうございます。

「自然と共生」のはざまで、揺れに揺れながら、ですが、
同感です。

ただ、「自然との共生思想」は便利で、必要な場合は虫殺しも許される、
という感じでしょうか。何でも殺してしまう農薬だけはダメという感じでしょうか。
草々


> はじめまして。
>
> 野菜づくりや、ガーデニングをしていますと
> 「自然と共生」のはざまで、揺れに揺れながら
> するようなものですね。
>
> 作らない、育てない方々にとって「害虫・害鳥・害獣」は「害」ではなく
> 目くじら立てる事も無いのでしょうが
> 毎度毎度、作る度食害に遭うと目が三角になってしまいます(^_^;)
>
> 仏教の教えと相反して生活せざるを得なかったいにしえ人は
> だからこそ熱心に祈る事をしたのかもしれませんね~。
  1. 2016/12/04(日) 20:31:59 |
  2. URL |
  3. ささげくん #-
  4. [ 編集 ]

はじめまして。

野菜づくりや、ガーデニングをしていますと
「自然と共生」のはざまで、揺れに揺れながら
するようなものですね。

作らない、育てない方々にとって「害虫・害鳥・害獣」は「害」ではなく
目くじら立てる事も無いのでしょうが
毎度毎度、作る度食害に遭うと目が三角になってしまいます(^_^;)

仏教の教えと相反して生活せざるを得なかったいにしえ人は
だからこそ熱心に祈る事をしたのかもしれませんね~。




  1. 2016/12/04(日) 13:09:27 |
  2. URL |
  3. al #-
  4. [ 編集 ]

Re: SWEETHIROさん、いただきますの意味

SWEETHIROさん
貴重なコメント、ありがとうございます。

嬉しいですね、この「いただきます」へのコメント。
このような言葉は英語にはないようですね。
日本的な表現だと思います。
草々

> いつもご訪問ありがとうございます。
> 子どものころ何も考えずに「いただきます」といって毎度の食事をしていました。
> 穀物やお野菜に対して、多分お百姓さんに感謝する気持ちだとぼんやり思っていました、
> 親は「お百姓さんに感謝しなければだめよ」と説いたものでした。
> でも、最近は、このいただきますはもっと重い響きがあると感じてきました。
> 先ほどまで動き回っていた鶏や魚を食べるとき、その生命に他する畏敬の念が、その生命をいただくという思いがこの「いただきます」という言葉になったんだと思います。
> 生命をいただくことによって自らの命を維持できるという厳粛な自然の摂理にたいする率直な感情がこの言葉を生んだのだと思います。
  1. 2016/12/03(土) 03:33:12 |
  2. URL |
  3. ささげくん #-
  4. [ 編集 ]

こんばんは

いつもご訪問ありがとうございます。
子どものころ何も考えずに「いただきます」といって毎度の食事をしていました。
穀物やお野菜に対して、多分お百姓さんに感謝する気持ちだとぼんやり思っていました、
親は「お百姓さんに感謝しなければだめよ」と説いたものでした。
でも、最近は、このいただきますはもっと重い響きがあると感じてきました。
先ほどまで動き回っていた鶏や魚を食べるとき、その生命に他する畏敬の念が、その生命をいただくという思いがこの「いただきます」という言葉になったんだと思います。
生命をいただくことによって自らの命を維持できるという厳粛な自然の摂理にたいする率直な感情がこの言葉を生んだのだと思います。

  1. 2016/12/03(土) 02:25:28 |
  2. URL |
  3. SWEETHIRO #-
  4. [ 編集 ]

Re: nasu_to_mato さん、育土と虫

nasu_to_mato さん
いつも貴重なコメント、ありがとうございます。

嬉しいですね、このような農法に関するコメント。
また、育土と虫ですが、同感です。

そして、ご指摘の「たんじゅん農と グータラ農法 違うように見えて 目的地は ほとんど同じですね」
ですが、そのとおりと思っています。たんじゅん農の方がよりグータラ農法と思われます(笑)。

そして、有機農法→ぐーたら農法→たんじゅん農法→自然農法、
と進化していくのかなと思っているところです。

初心者がいきなり自然農法から始める場合がありますが(笑)。
草々




> 西村和雄さん著書の
> スローでたのしい「有機農業コツの科学」で
> 土の中の生物を、種類と数とを同時にできるだけ多くするような
> 方法をとれば、育土はできあがりなのです。
> 土にいろんな生物が棲んでいる状況だと 土はとても健康になります
>
> 団粒構造が発達し 膨軟で 保水力があり 水はけがよい 肥沃な土壌に
> 出来上がります
> こうなると
> 土は、作物をつくればつくるほど、 肥沃になっていくのです
> その健康な土の世界では
> 「土壌病原菌・害虫・雑草はいません」 と記述されています
>
> 私的に 解釈すれば
>
> 膨軟 (無耕起)
> 肥沃な土壌 (無肥料で野菜が育つ)
> 野菜は 病気にならず 虫もいません(無農薬)
> 雑草は生えません(無除草)
>
> と 京都大学農学博士の 西村さんは
> 究極の グータラ農法を 提唱されておられます。
>
> こんな理想の畑なら
> 虫で 悩むことなど なくなります ね
>
> たんじゅん農と グータラ農法 違うように見えて
> 目的地は ほとんど同じですね
  1. 2016/12/02(金) 20:19:44 |
  2. URL |
  3. ささげくん #-
  4. [ 編集 ]

Re: ココモカさん、昔の人は

ココモカさん
貴重なコメント、ありがとうございます。

ご指摘のコメント、嬉しいですね。
昔の人は自然との共生を大切にしていたのだと思います。

そして、自然との共生思想のいいところは、農薬を使って皆殺しのようなことは
しないことだと思います。
草々

> こんにちは
>
> 以前黒柳徹子さんも「必要以上には、食べない。
> 野菜でも肉でも、命を頂くから」と
> おしゃってらして、「さすが」と思い
> 今は亡き祖母に話すと
> 「命を頂くのだから、残さず全部たくさん食べなさい。」
> と言われ・・・私のだめの原因、祖母に責任転嫁 (笑)
> 虫については、立場立場で、生計をたてている方、楽しみの方だって
> 一生懸命に育てて、食べつくされる事は辛い事
>
> 家の中に進入する虫は、外にだすようにしてたりしても・・・
> 共生は、出来る範囲ですかね
  1. 2016/12/02(金) 20:10:30 |
  2. URL |
  3. ささげくん #-
  4. [ 編集 ]

育土と虫

西村和雄さん著書の
スローでたのしい「有機農業コツの科学」で
土の中の生物を、種類と数とを同時にできるだけ多くするような
方法をとれば、育土はできあがりなのです。
土にいろんな生物が棲んでいる状況だと 土はとても健康になります

団粒構造が発達し 膨軟で 保水力があり 水はけがよい 肥沃な土壌に
出来上がります
こうなると
土は、作物をつくればつくるほど、 肥沃になっていくのです
その健康な土の世界では
「土壌病原菌・害虫・雑草はいません」 と記述されています

私的に 解釈すれば

膨軟 (無耕起)
肥沃な土壌 (無肥料で野菜が育つ)
野菜は 病気にならず 虫もいません(無農薬)
雑草は生えません(無除草)

と 京都大学農学博士の 西村さんは
究極の グータラ農法を 提唱されておられます。

こんな理想の畑なら
虫で 悩むことなど なくなります ね

たんじゅん農と グータラ農法 違うように見えて
目的地は ほとんど同じですね

  1. 2016/12/02(金) 17:42:59 |
  2. URL |
  3.  nasu_to_mato #GCA3nAmE
  4. [ 編集 ]

こんにちは

以前黒柳徹子さんも「必要以上には、食べない。
野菜でも肉でも、命を頂くから」と
おしゃってらして、「さすが」と思い
今は亡き祖母に話すと
「命を頂くのだから、残さず全部たくさん食べなさい。」
と言われ・・・私のだめの原因、祖母に責任転嫁 (笑)
虫については、立場立場で、生計をたてている方、楽しみの方だって
一生懸命に育てて、食べつくされる事は辛い事

家の中に進入する虫は、外にだすようにしてたりしても・・・
共生は、出来る範囲ですかね
  1. 2016/12/02(金) 17:17:13 |
  2. URL |
  3. ココモカ #-
  4. [ 編集 ]

Re: まろ様、イモの保存

まろ様
いつも貴重なコメント、ありがとうございます。

イモの保存ですが、収穫かごに詰め、新聞をかけ、二階
の部屋の空いているところに置いているだけです。

室内のせいか、凍霜害はないようです。
草々


> おはよいございます。
>
> たくさんのサツマイモが採れましたね。
> 保存はどうしているのでしょうか?
  1. 2016/12/02(金) 11:37:11 |
  2. URL |
  3. ささげくん #-
  4. [ 編集 ]

Re: 圭さん、菜園の虫との共存

圭さん
貴重なコメント、ありがとうございます。

ご指摘の「蜘蛛などはそのままですし アゲハの幼虫もそのまま」ですが、
同感です(笑)。

日本人は「自然との共生」のなかで、生態系と美的感覚を両存させているような気がします。
草々

> おはようございます。
>
> そうですね 虫を一匹も殺傷せずは難しいですね。
> 野菜を作っている場合は・・・。
> 青虫や毛虫 ダンゴムシナメクジはどうしても そのまま放置というわけにはいきません。
> 薬剤は使いませんが 使い捨てのゴム手をして 捕まえてはビニール袋にいれ ゴミの日に出してしまいます。(^_^;)
>
> それでも蜘蛛などはそのままですし アゲハの幼虫もそのまま。
> アゲハは柑橘系やミツバやパセリを食い荒らしますが なぜかそのままにしてしまいます。
  1. 2016/12/02(金) 11:32:01 |
  2. URL |
  3. ささげくん #-
  4. [ 編集 ]

おはよいございます。

たくさんのサツマイモが採れましたね。
保存はどうしているのでしょうか?
  1. 2016/12/02(金) 07:25:19 |
  2. URL |
  3. まろ #-
  4. [ 編集 ]

おはようございます。

そうですね 虫を一匹も殺傷せずは難しいですね。
野菜を作っている場合は・・・。
青虫や毛虫 ダンゴムシナメクジはどうしても そのまま放置というわけにはいきません。
薬剤は使いませんが 使い捨てのゴム手をして 捕まえてはビニール袋にいれ ゴミの日に出してしまいます。(^_^;)

それでも蜘蛛などはそのままですし アゲハの幼虫もそのまま。
アゲハは柑橘系やミツバやパセリを食い荒らしますが なぜかそのままにしてしまいます。
  1. 2016/12/02(金) 06:51:35 |
  2. URL |
  3. 圭 #JalddpaA
  4. [ 編集 ]

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