無耕起、無堆肥による省力有機栽培を通じ、退職後の人生について発信いたします。さらには生ごみや剪定枝利用の土作り、家庭菜園での一句について紹介します。
カブはまた茎葉も美味く捨てがたい(凡人の一句)
家庭菜園では「秋は根もの」と言われます。
我が菜園では、その収穫期になっていますが、今回は小カブについて、凡人の一句を添えて紹介します。
上の写真は収穫物です。茎葉(くきは)も立派です(笑)。
下の写真は利用で、小カブをスライスし、キムチ味にしたものです。小カブの香りと甘さが感じられ、とても美味(うま)いです。

下の写真は茎葉の利用です。カブの茎葉刻みと鮭の混ぜご飯ですが、たいへん美味しく、我が家の人気料理です。カブの茎葉を捨てて売っているスーパーを見かけますが、もったいないことです。

そこで凡人の一句です。
カブはまた茎葉も美味く捨てがたい
また、下の絵は、いつもの凡人の一句絵手紙です。くつろいでいただければ幸いです。

下の写真は菜園の様子です。畝半分(2m)の栽培ですが、食べきれないほどです。

参考までに今回の栽培法を紹介しますと次のとおりです。播種場所は、万能クワで溝を掘り、そこにm2当たり発酵鶏糞300gの他、尿素を10g入れ土と混ぜました。種子は、数年前に園芸店で購入し冷蔵庫に保存しておいたものですが、播種溝を踏み固めた後、9月上旬に、点播きし、発芽後に密のところは間引きました。栽培中は、防虫ネットを張り、収穫期直前に外しました。また、いつものとおり、無農薬、無耕起、無堆肥、無石灰、無畝立て、無追肥、無ビニールマルチ栽培です。
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- 2019/10/26(土) 10:09:24|
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コマツナを採りて今宵は菜酒かな(凡人の一句)
家庭菜園では秋はサトイモなどの根ものと言われますが、その前に葉ものがあります。我が菜園では8月下旬播きのコマツナが食べごろとなっていますので、凡人の一句を添えて紹介します。
上の写真は収穫物です。軸が伸びて、良質のコマツナです。
下の写真は、コマツナのお浸しとダイコンとニンジンのミックスです。柔らかく美味しくでき上っています。噛むと、ほのかな甘みとコマツナ特有の香りがあり、最高の品質です。

秋は清酒の旨い季節ですが、小生の故郷の東北では「菜酒(なさけ)」という「おもてなし」言葉があります。美味しい菜っ葉を添えて出す酒のこと、「菜酒」で「情け」有りという感じでしょうか。
関連し、下の写真は菜酒のセットです(笑)。

そこで凡人の一句です。
コマツナを 採りて今宵は菜酒かな
下の図はいつもの凡人の一句絵手紙です。くつろいでいただければ幸いです。

また、下の写真は菜園の様子です。

参考までに今回のコマツナの栽培法を紹介しますと次のとおりです。播種場所は、万能クワで溝を掘り、そこにm2当たり発酵鶏糞300gの他、尿素を10g入れ土と混ぜました。種子は、数年前に園芸店で購入し冷蔵庫に保存しておいたものですが、播種溝を踏み固めた後、8月下旬に、散播しました。栽培中は、防虫ネットを張り、収穫直前に外しました。また、いつものとおり、無農薬、無耕起、無堆肥、無石灰、無畝立て、無追肥、無ビニールマルチ栽培です。
栽培上の注意点は、夏播きは虫が多いので、防虫ネットを張ることに尽きます。
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- 2019/10/21(月) 09:45:00|
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届けたいレインボーレッドの甘さかな(凡人の一句)
大変な被害をもたらした台風19号ですが、ブログ仲間からも多くの被害が紹介されていました。1日も早い復旧をお祈りいたします。
一方、つくば市にある我が菜園ですが、上空を10月12日(土)の夜に通過しました。我が菜園は台地にあったせいか大雨の被害は無く、風害が少しあった程度でした。
さて、我が菜園ではキウイを育てています。早生種の「レインボーレッド」と中生種の「ゴールド」の2種ですが、なかでも「レインボーレッド」は甘味が強く、子供たち(孫)に大人気です。
今回は、そのキウイ「レインボーレッド」の様子を凡人の一句を添えて紹介します。
上の写真は収穫直前の様子です。摘果が少なすぎだったのか小粒ですが、大豊作の感じです。
下の写真は収穫物です。9月下旬に収穫しました。

収穫直後のキウイは固くて食べることができません。そこで、下の写真は、ビニール袋にリンゴとキウイを入れ、熟させている様子です。リンゴ1個にキウイ10個で、約1週間で柔らかくなり食べることができるようになりました。

下の写真は縦に切った様子です。これをノコギリスプーンですくって食べましたが、甘味強くOKです。子供たちに送ることができます(笑)。

そこで凡人の一句です。
届けたい レインボーレッドの甘さかな
また、下の絵はいつもの凡人の一句絵手紙です。くつろいでいただければ幸いです。

参考までにキウイの栽培管理ですが、拙ブログ左側の検索欄に「キウイ」、と作物名を入れてクリックしますと、今までの関連記事を読むことができます。キウイ剪定記事は拙ブログの人気記事になっています。
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- 2019/10/16(水) 12:33:45|
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捥ぎたてのモロッコインゲン柔らけき(凡人の一句)
明日(土)は、つくば市にある我が菜園の側を強烈な台風が通るということで、キウイ(ゴールド)や柿の収穫をし、またビニールハウスは飛ばされないよう屋根だけビニールを残しました。
さて、我が菜園では、秋の葉もの野菜の収穫が始まりました。一方、ナス、ピーマン、シシトウなど夏野菜もまだ採れています。
そんななか、美味しいモロッコインゲンが採れていますので、凡人の一句を添えて紹介します。
上の写真は収穫物です。手で握ると、捥(も)ぎたての柔らかい感じが指先に伝わってきます。
下の写真は利用で、秋ナスと油揚げミックスの煮物です。捥ぎたての柔らかさと香りが伝わってくる美味しさがありました。歯の弱い妻も美味しくいただきました(笑)。

また、下の写真はお浸しの味噌マヨ味です。こちらも美味しく旬野菜となりました。

そこで凡人の一句です。
捥ぎたてのモロッコインゲン柔らけき
下の絵は、いつもの凡人の一句絵手紙です。くつろいでいただければ幸いです。

下の写真は菜園の様子です。今回作ったのは3株(6本)程度ですが、葉は立派で、台風に耐えれば、まだ収穫できそうです。

参考までに今回の栽培法を紹介しますと次のとおりです。播種場所は、万能クワで溝を掘り、そこにm2当たり発酵鶏糞300gの他、尿素を10g入れ土と混ぜました。種子は、数年前に園芸店で購入し冷蔵庫に保存しておいたものですが、播種溝を踏み固めた後、8月上旬に、点播きしました。栽培中は、防虫ネットを張り、収穫期直前に外しました。また、いつものとおり、無農薬、無耕起、無堆肥、無石灰、無畝立て、無追肥、無ビニールマルチ栽培です。
今回は9月に台風害に会いましたが、防虫ネットの風よけ効果があったのか、生き残りました。
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- 2019/10/11(金) 10:46:26|
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雨後に突き出るアスパラ逞しき(凡人の一句)
いよいよ秋野菜の本番となってきました。我が菜園では、8月下旬播きのワケギ、コマツナ、カブなど収穫時期となってきました。
こんななか、春からのアスパラガスがまだ採れていますので、凡人の一句を添えて紹介します。
上の写真は収穫物です。少なくなっていますが、まだ収穫できます。
下の写真は利用です。アスパラガスのサラダ利用ですが、秋のアスパラは美味しいです。

下の写真は台風の雨の後(あと)に芽を出した様子です。台風の後、倒れたり枝が折れたりしましたが、このように、少しですが芽が出ており、秋のアスパラガスは逞(たくま)しい感じです(笑)。

そこで、凡人の一句です。
雨後に突き出るアスパラ逞しき
(台風の雨の後、芽をだして突き出てくるアスパラガスの逞しいことであるよ)
また、下の絵は、いつもの凡人の一句絵手紙です。くつろいでいただければ幸いです。

下の写真は菜園の様子です。台風の後、かなり茎が倒れ枯れましたが、復活しております。

参考までに、夏~冬のアスパラガスの管理について紹介しますと次のとおりです。
最大の問題は茎枯れ病対策です。枯れた枝は1週間に1回は除去します。また、倒れないように支柱を張ります。雨後に芽が出てきますが、株保存のため一部は残し、残りは収穫します。冬に枝が枯れますが、枝はすべて廃棄し、かつ表面の土は越冬用の茎枯れ病の菌核が残っていますので浅く除去します。
このような「アスパラガス」栽培に関心のある方は、拙ブログ左側の検索欄に「アスパラガス」と作物名を入れてクリックしますと、茎枯れ病対策等、今までの記事を読むことができます。
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- 2019/10/06(日) 10:31:43|
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よく戦う者は勝ち易きに勝つ者なり(中国名言故事と家庭菜園)
我が菜園は、夏野菜が終わり、秋野菜の収穫時期になってきましたが、この時期は、恐ろしいカブラヤガ(ヨトウムシ、根切り虫)の発生時期です。
関連し、今回は、久しぶりの「中国名言故事と家庭菜園」の記事で、この害虫の予防方法等について紹介します。
「よく戦う者は勝ち易きに勝つ者なり(孫子)」
これは、兵法の神様(孫子)の言葉です。まさに、戦いというものは楽に勝つべし。犠牲が多く苦労して勝ったとしても本当の勝利にならない、負けに近いという意味でしょうか。家庭菜園もこうありたいと思うところです。
私ことですが、有機農法実践のため、腰痛ヘルニアになるほど堆肥作りをしたことがあります。しかし、これではダメということでしょう。
そこで、現在の私は、「無堆肥、無農薬、無耕起、無畝立て、無石灰、無追肥、無ビニールマルチ」という無堆肥有機農法(ぐうたら農法)を実践しておりますが、無堆肥でも立派な有機野菜ができることが分かりました。今までの腰痛堆肥農法は何だったのでしょう(笑)。
関連し、掲載の写真は、上記「孫氏の兵法」を実践している我が菜園9月の様子です。
まず、上の写真は、夏野菜が終わった場所に除草シート張った様子です。このように除草シートを張っておきますと、ヨトウムシは9月に裸地に産卵しますので、産卵する場所が無くなり、防除できます。使っているのは除草シートですが、目標は虫除けシートになります(笑)。
下の写真は秋野菜播種後に防虫ネットを張った様子です。当然のことですが、9月だけでもこうしておくと、虫害が無くなるだけでなく虫の産卵を防いでいるため、防虫ネットを外した後も、元気に育ちます。また、当然ですが、ヨトウムシの産卵もありません。

下の写真は、我が菜園の地倍いキューリ栽培の様子で、草マルチをしています。キューリは乾燥を嫌いますので、草マルチがあれば下は水分豊富で、良質のキューリがよく採れます。また、このような草マルチで覆われたところにはヨトウムシの産卵はありません。

関連し、下の写真の有機物は、春の果樹剪定枝をキューリの草マルチとして使った残骸です。「たんじゅん農法」で学んだことですが、こうした剪定枝は、腐敗発酵しますと、土が肥えるだけでなくキノコ菌が増え、土壌改善効果があるようです。実際、美味しいキューリが採れました。

下の写真はソルゴ栽培で9月に刈り倒した様子です。これは冬野菜の草マルチに使います。

以上、孫氏の兵法「よく戦う者は勝ち易きに勝つ者なり」を実践している我が有機菜園9月の様子でした。
なお、このような「中国名言故事と家庭菜園」に関心のある方は、ブログ左側にありますカテゴリの「中国名言故事と家庭菜園」を選択しクリックしますと、今までの記事を読むことができます。
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- 2019/10/01(火) 09:36:40|
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プロフィール
Author:ささげくん
つくば市大角豆(ささげ)に8アールの菜園があり、そこで無堆肥有機農法(ぐうたら農法)を実践しております。ブログ名は健康管理のため「野菜を食べやさい」、ニックネームは余生を菜園にささげることにちなんで「ささげくん」としております。どうぞヨロシク。
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