私は、アフリカのベナンという国に2年間(2009-2011年)滞在し、その国の出身者、そして、たけし学校で有名なゾマホンという人を知りました。関連し、今回は、ベナンとゾマホンについて愚考します。
まず、ベナン国の紹介ですが、北海道の2倍ぐらいの面積を持ち、人口は800万人程度の小さな国で、資源のない農業国です。1972年のクーデターを最後に、政治混乱はなくなり、1990年以降は、選挙で大統領が交代し、民主主義がアフリカでは最も進んだ国、として高い評価を受けています。
本制度を実現させたのは、2005年まで大統領を2期10年間勤め、憲法上の2期の制限を受け入れたたケレク氏でした。現大統領も民主的に選ばれた大統領です。これを、アフリカの奇跡と言う人もいます。
もともと、過半数を占める民族集団や地域がベナン国にはないことが背景にあると思われます。因みに、最大の民族集団(部族)はフォン族で人口の40%を占めていますが分裂しており、選挙で必ず勝てるとは言えない状況です。また、フォン族のアボメイ王国が奴隷貿易で栄えたという負の歴史的遺産もあり、フォン族の人気は高くはありません。
治安が良いため、派遣されるJICAの青年海外協力隊の数は多くなり、私が居たときの2009年は小国ながら59名となりました。そして、その75%は25歳前後の女性ですから、ベナン国の治安の良さが分かります。2010年からは日本大使館も開設されています。
さて、前置きが長くなりましたが、そのベナン国と日本を繋ぐベナン人の代表はタケシ学校で有名なゾマホンと言われています。日本での評判は大変なもので、ベナン国は知らなくともゾマホンは知っているという具合です(笑)。
資源の無い国は日本と同じように人材育成で行くのが望ましいという考えで、日本で集めた基金で「たけし学校」などを作り、人材育成に励んでいるとのことです。まさに、アフリカで初めてのルックイースト者と思われます。
しかし、ベナン国での評判となると、彼は、将来、ベナン国大統領になりたいという野心があると言われ、彼について良く言う人はほとんどいません。また、彼の日本学校の運営で、日本からボランテアできた女性が監禁されたという話もあり、おだやかではありません。
私は、ゾマホンのたけし学校を否定するわけではありませんが、先に紹介しましたように、アフリカの発展阻害要因は、教育だけの問題ではありません。やはり、地道で総合的な努力で発展するしかないというのが拙ブログの見解です。
なお、関連し、上の写真は、ベナン国北部にあるパラク市で見た「たけし学校」で、コマネチの絵があります(笑)。また、学校の「校」の字が独特でした(笑)。
この字で、ブログ仲間紹介の「女子」(実は好き)と見えるラーメン屋の看板を思い出しました(笑)。
また、下の写真はベナン国首都コトヌー市内の様子で、バイクが多く走っておりますが、半数以上はバイクタクシーと呼ばれるゼミジャンです。以前、ゼミじゃん青年については「アフリカのたらちねの母」で紹介したことがあります。

また、関連し、下の地図は私の居たベナンの場所です。

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- 2017/02/28(火) 02:11:14|
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私は福島県出身ですが、福島県の偉人と言えば、野口英世です。そして野口英世と言えばアフリカです。今回は、アフリカとの関連で、福島県出身者の活躍について愚考します(笑)。
まず、野口英世の生涯を紹介しますと次のとおりです。
彼は、アメリカに渡り、中南米の黄熱病の研究で、その病原菌の発見と治療薬の開発で一躍有名になりました。
そして、次の課題として西アフリカのガーナへ行き、黄熱病の研究に着手しました。しかし、彼は、その病原菌を同定することもできず自らも黄熱病にかかり病死しました。その献身的な彼の姿は、日本でよく知られているところであります。
しかし、アフリカでの評判となると、ガーナ人でもほとんどの人が知らないと言います。冷静に考察しますと、冷たい言い方かもしれませんが、彼は、アフリカの黄熱病では成果を出しておりません。有名になるには無理があります。私は、彼と同じ福島県の出身であり、アフリカに関係する者として応援したいのですが残念です。
なお、黄熱病については、その後、アフリカのものはウイルス病であることが分かり、ワクチン接種で予防ができるようになりました。アフリカの黄熱病は今でも重要病害であり、その予防接種証明(イエローカード)無しにはアフリカ大陸には上陸できないようになっていますので、アフリカへ来るときは忘れないようにお願いします。忘れたら、イエローカードでなくレッドカードです(笑)。
一方、アフリカに最初に上陸した日本人に言及しますと、伊東マンショ等4人の天正の少年使節と言われております。彼らは、1582年に長崎から出航し1584年にローマを訪れ、その岐路、1586年9月1日に東アフリカ南部のモザンピークに到着し、インド(ゴア)行きの季節風が吹くのを待ち、翌年3月まで半年間、当地に滞在した、とあります。
この伊東マンショですが、その伊東家の始まりは、伊豆の伊東出身の工藤祐隆が、義経征伐に貢献があったことから、福島県の安積(郡山市)に頼朝から所領をもらったことに始まります。伊東マンショは、その伊東家の流れで、戦国時代末期に伊達政宗の家来になったと言われます。
ということは、野口英世、伊東マンショ、そして、私ですが、時空を超えて福島県出身者がアフリカと関係していることになります(笑)。
なお、上のアフリカ地図は、彼らの関係場所の紹介です。
そして、下の写真は記事と関係ありませんが、以前に紹介しましたスイレンの続きです。まだ美しいです。そして、前回も紹介しましたが、スイレンは日本の女性のようだと思っています(笑)。


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- 2017/02/24(金) 00:16:43|
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「医者と病院と製薬会社だけがボロ儲け!「薬価の闇」をえぐり出す こんな異常な国は日本だけという記事が阿修羅掲示板に紹介されていました。
今回は、食と健康と関連し、「日本の薬はなぜ高いのか」について怒りを込めて追求します。まず、記事の一部を引用しますと、次のとおりです。
中医協というブラックBOX
日本は世界の中でもっとも薬の値段が高い国の一つです。それはなぜか。簡単に言ってしまえば、日本の薬価は一部の人間が「適当」に決めているからです。この一部とは厚生労働省が管轄する「中央社会保険医療協議会」(中医協)のこと。
中医協は、厚労省の役人や医師、公益委員など合計20~30名ほどで構成されている。この中医協という組織は、先進国の中でも日本だけの特殊なものです。(引用終了)
まとめますと、日本の薬は医者や薬屋を守るため、中医協という組織を作り、薬を高くしていることだと思います。
関連し、私は痛風の薬のザイロリック(Zyloric100)を毎日飲んでいますが、マダガスカル現地の薬屋で買うと1箱(1ヶ月分)5000アリアリ(200円ぐらい)、日本で買うと医者の診察台を含めて1ヶ月分1300円(診察代500円+薬代800円)ぐらいになります。すなわち、日本の薬はマダガスカルの6倍でした(笑)。
なお、関連し、上の写真は、現地で買ったザイロリックです。1箱に1ヶ月分(4週分)入っています。また、下の写真はマダガスカルの薬局(Farmacy,PHARMACIE)の入り口の様子です。薬局に入ると美人に会えます(笑)。


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- 2017/02/19(日) 23:40:03|
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「日本はゴミの分別をもうやめよう。武田教授が指摘する日本人の悪癖」という記事が阿修羅掲示板に紹介されていました。
今回は、この記事について、生ゴミ利用との関連で愚考します。まず、記事の一部を紹介しますと次のとおりです。
著者は環境を専門にしていますが、ゴミは家にある何でも良い袋に入れて出して焼却すれば良いのに、
1.指定のゴミ袋を買う
2.分別する
3.特定のものは紐で縛って特定の日に出す
4.分別して出した袋を当番が調べる
5.トラックで集める
6.誰も分別したゴミなど使わないので一緒に焼却する
7.でもそれでは市民に約束したのと違うのでプラスチック類を分けて業者にお金を渡して引き取ってもらう
8.プラスチックを分けたのでカロリーが減ってゴミを焼くときに灯油をかける
9.業者は引き取ったプラスチックは使い道がないので焼却する
という奇妙なことが行われているのです。(引用終了)
この記事の主張はもっともだと思います。以前は、プラスチック類は有害ガスを発生させるので別処理という考えでしたが、今は技術も向上し、その分別の必要はなくなったということでしょうか。むしろ、生ゴミ焼却という観点からみると、プラスチック類は貴重な熱源になるということかと思います。
一方、拙ブログで注目している生ゴミ焼却問題ですが、これだけは、武田教授にもどうにもならない感じでしょうか(笑)。ちなみに、以前は、生ゴミ1kg処分費用は30円というのが紹介されていましたが、現在もこんな感じでしょうか。
拙ブログでは、その解決策として、できるだけ多くの人が、菜園に埋め込む、あるいは有機肥料に代えて利用すれば、焼却という市の負担は軽くなることを紹介しております。
そして、畑に埋め込む場合ですが、「野外の動物に狙われないように動物性タンパク質と骨は分別して埋め込むこと」が肝要であることも紹介しております。
関連し、上の写真は、生ゴミを入れて肥沃になった我が菜園の様子で、土地が肥えると花も美しくなります(笑)。
また、下の写真は、マダガスカルのアパートのベランダで生ゴミを発酵させて、腐植土を作っている様子です。


なお、このような「生ゴミ利用」に関心のある方は、拙ブログ左側にありますカテゴリー欄の「生ゴミ利用」をクリックしますと、今までの記事を読むことができます。
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- 2017/02/15(水) 23:40:48|
- 生ゴミ利用
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「気をつけろ!減塩しすぎると「認知症」になる 知らないと寿命が縮む新常識」 という記事が阿修羅掲示板に紹介されていました。
前回(2日前)の記事とダブるところがありますが、私達高齢者に大変重要と思われる記事ですので紹介します。
まず、その記事の一部を紹介しますと、次のとおりです。
'98年、『ランセット』には、こんな論文が発表されています。アメリカに住む25~75歳の約21万人を対象とした調査からデータを得て行われた研究で、食塩の摂取量と患っている病気の関係についての関係を調べました。男性と女性を別々にして、食塩摂取量に応じて4つのグループに分け、様々な病気の罹患率を統計にしたものです。
そこで分かったのは、食塩摂取量が最も少ないグループが、心筋梗塞や脳卒中による死亡率が一番高く、摂取量の最も多かったグループが、一番死亡率が低かったということでした。食塩を摂るほど長生きになる可能性があるのです。・・・
もはや、「1日の食塩の摂取量は6g未満に」という規則を、あらゆる人に守らせようとする「減塩神話」は、足元から崩れた。(引用終了)
以上の記事をまとめますと、極端な高血圧の人を除けば、減塩は早死にの元だと思われます。素人考えですが、もともと体に必要な塩分を減らすことは体によくない、逆に血管を硬くし、心筋梗塞や脳卒中になりやすい体になってしまうことだと思います。
また、関連し、拙ブログでは、日本の血圧基準は高めに設定されていること、「高血圧の薬を飲ませようとする医者がいること」を紹介したことがありますが、極端な高血圧でないかぎり薬も必要ない、ということだと思います。
なお、上と下の写真は、記事と関係ありませんが、マダガスカルのガソリンスタンドの隅に植えてある花の様子の続きです。けっこう手が入っています(笑)。

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- 2017/02/11(土) 23:57:28|
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