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野菜を食べやさい

無耕起、無堆肥による省力有機栽培を通じ、退職後の人生について発信いたします。さらには生ごみや剪定枝利用の土作り、家庭菜園での一句について紹介します。

血圧の基準と日本の医療(食と健康 2015.6.28)

6月の収穫物2

前回、日本の薬の値段はマダガスカルの10倍以上ということを紹介し、日本医療の高価格体質を紹介しました。関連し、阿修羅掲示板で武田教授が、日本の血圧基準の問題を紹介しております。今回は、この問題について、私の経験を交えて紹介します。

その記事によりますと、日本の血圧安全基準は、世界の基準より低く設定されており、このため、特に高齢者のほとんどが高血圧と判断されてしまい、血圧を下げる薬を飲むようになっていることが紹介されていました。

この血圧を下げる薬は、血管を柔らかくする効果により血液を流れやすくして血圧を下げるもので、当然のことながら、血管だけでなくその他のところも軟らかくしてしまう危険な薬でもあるようです(笑)。

私の経験ですが、花粉症の薬をもらいに内科に行ったとき、同時に血圧も測定してもらい、高血圧と判断され、血圧抑制の薬まで処方されました。親切な医者だなと思っていたら、さらには血圧測定器を勧められ、それも買ってしまいました(笑)。

さらには、「あなたは高齢なので心臓の詳しい検査が必要だ」とも言われ、専門医の紹介にまで進みました。花粉症の薬をもらいに行ったのに何でこうなるのか疑問に思って調べたところ、上記の武田教授の記事に出会ったしだいです。

そして、上記、武田教授の記事によれば、私の血圧は高い方が145なので日本の基準の140より高めですが、世界基準(年齢+90=155)から見れば問題ないようです(笑)。

なぜ、日本血圧基準は低めに設定されたのでしょうか。漏れ聞くところによれば、こうすると、医者と薬屋がもうかるからだと言われます。

なお、上と下の写真は、妻から送られてきた写メで、日本にある我が家の無農薬菜園の収穫物です。私がマダガスカル出発前の4月に植えたものですが、忙しいようで収穫が遅れてしまったものもあります(笑)。

これらの無農薬野菜の作り方について興味のある方は、本ブログの左にあります検索欄に野菜名をカタカナで入れ、クリックしますと、今までの記事を読むことができます。


6月の収穫物1「


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  1. 2015/06/28(日) 00:14:19|
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日本の薬はくそうばい(食と健康 2015.6.26)

アフリカのザイロリックの箱

今日(6月26日)は、マダガスカルの独立記念日で祝日になっており、騒がしい1日になるようです。安全のため日本人は出歩かない方がいいと言われております(笑)。

さて、私ことですが、52歳のときに痛風を患い、それ以来、血液中の尿酸値を下げるザイロリックという薬を毎日飲んでいます。当然ことながらマダガスカルでも飲んでいいますが、その同じ薬を現地で購入したところ、その薬の値段が異常に安いのには驚きましたので、紹介させていただきます。

まず、そのザイロリック1か月分(30日分)を買う費用ですが、日本では、内科の処方箋が650円ぐらい、1か月の薬代が750円ぐらい、合計1400円ぐらいです。しかし、これには健康保険の補助70%がついていますので、保険料を含めた全体の支払いは約4700円(1400/ 0.3)になります。

一方、現地マダガスカルでは、その薬は薬局で直接買うことができ、その1か月分(4週間28日分)の薬代は約250円(5000アリアリ)です。これじゃ安スギ、いや、日本の医療費は高スギ(10倍以上)です。

薬九層倍(くすりくそうばい)という言葉がありますが、日本の薬のことでした(笑)。

なぜ、こうなるのか。まず、外国では処方箋なしで買える薬が多くあります。しかし、これを無くすと、日本では医者のもうけが少なくなり困るようです。また、薬代ですが、これを外国のように安くすると、薬局のもうけがなくなり、困るようです。

まさに、これじゃ日本で医療費が足りなくなるのは当たり前です(笑)。

なお、上と下の写真は、マダガスカルで買ったザイロリックという薬です。フランス語で書いてありますが、薬の容器は2週間単位、裏には曜日が書いてあり、私のように飲み忘れがある人間にとってはたいへん便利です。


アフリカのザイロリック中身1か月分


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  1. 2015/06/26(金) 00:26:33|
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かわいいマダガスカルのキツネザル(マダガスカルとアフリカ 2015.6.24)

キツネザル1

マダガスカルの首都アンタナナリボに住んでおりますが、その市内にある植物園に行き、同時に、愛くるしい顔立ちで有名なキツネザル(オナガザル)を見ることができましたので、紹介します。

上と下の写真は、そのキツネザルです。愛嬌があり、かわいいと思います。いろいろな種類が居るようですが、名前はわかりません。

サルは、池の中の孤島に住んでおり、泳げないのか、孤島のなかで動き回っているだけでした。そして、ときどき係りの人がボートで近づいてエサを与えています。

なお、目と耳が大きくコアラのように見えるアイアイはたいへん有名なようですが、その不気味な姿からか、アイアイは不幸を呼ぶ悪霊という迷信があって、見たら殺さなくてはならないようです。私は、まだ見ていません(笑)。


キツネザル2

キツネザル3


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  1. 2015/06/24(水) 00:51:12|
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アフリカの貧困、しかし死は怖くない(日本人のルーツ 2015.6.17)

マダガスカルの子供たち1

先日、マダガスカルの貧困について、それほどでないと書きましたが、もっと貧しい国があるということ、すなわち、マダガスカルのような食糧不足もなく治安の良い国で取材して貧困を語るのはおかしなことと言いたかったのです。

このアフリカの貧困で思い出すのが「側にいるというすべて」という光奈 広大(みつな・こうだい)氏の記事です。

その記事では、病院で清掃員として働いているアメリカ黒人女性が、常に死とむきあって暮らしてきた経験を通し、「死は怖くない」という言葉を末期症状の患者に語り、死に対する恐怖を和らげるという感動的な場面が紹介されていました。

今回は、この「死は怖くない」ということについて、アフリカ人と日本人の死生観との関係で愚考します。

アフリカ人は、もともとは日本と同じく自然崇拝をベースにした多神教が支配的だったと言われております。その自然崇拝の代表的な宗教がブードウ教と思われますが、奴隷としてアメリカに連れ去られた人々の多くはブードウ教の盛んな西海岸の地域出身でしたので、光奈 広大氏の記事に出てきた彼女もそのDNAを引き継いでいたのかもしれません。

すなわち、自然崇拝の宗教においては、死は自然のことであり、「死は怖くない」というのは普通の感じ方と思われます。

私は、たまたまベナンというナイジュリアの隣にあるアフリカ西海岸の国で2年間働きましたが、そこがブードウ教の聖地であることを知り、ブードウ教に触れることができました。

ブードウ教の死生観は、死ぬとあの世(ギニア:黒人の土地)に行くというもので、そのあの世という意味で日本人と同じです。日本人は、死ぬとあの世に行き、草葉の陰から自分の子供たちを見ることができるというもので、死は自然のものとして受けいれられています。

ところが、キリスト教や日本仏教(大乗仏教)では、死ぬと極楽か地獄に行くというもので、嘘っぽいところがあり、死は怖いとなるのでしょう。

貧困が問題と言われるアフリカ中部というのは、キリスト教もあればイスラム教もありますが、ブードウ教のような自然崇拝の原始宗教がベースにあり、死は彼らにとって身近にあり、怖いものではないと感じていることを感じました。

そのため、私は、貧困なアフリカ人を見ても、可哀想とかの考えは持ったことはありません。ただ、彼らに役立てばいいと思って働いているところです。

なお、ブードウ教のあの世観ですが、アフリカに起源があり、それがマレー系の人日に引き継がれ、そのマレー系の人々とともに日本に来たとなると、日本人のルーツとの関係で面白いと感じているところです。

なお、上と下の写真は、マダガスカルの田舎の元気な子供たちの写真です。太っている子はいません(笑)。


マダガスカルの子供たち2


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  1. 2015/06/20(土) 15:36:15|
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マダガスカルの真実と報道(マダガスカルとアフリカ 2015.6.17)

アンタナナリボの風景

先日、フジテレビ「とくダネ」でマダガスカル紹介のテレビ報道が5月27日と28日あったようです。これを、ブログ仲間の「さびこ」さん(ぼけっち親子さん)からのコメントで知りました。関連し、今回は、マダガスカルの真実と報道について愚考します。

そのウエブサイト紹介では、マダガスカルは世界最貧国の一つであること、学校に行けない子供たちが多いこと、ゴミが町のいたるところに山のように放置されていて悪臭が出ていること、が紹介されていました。厳しい国という印象を持たれた方も多いことでしょう(笑)。

しかし、私の経験では、マダガスカルは世界最貧国の一つであること、これは本当ですが、比較の問題で、マダガスカルは他の最貧国と比べて、住居も良く、治安も良く、住みやすい方だと思っています。

例えば、マダガスカルでは米を一人当たり120kg食べることが知られており、世界で最も米を食べる国と言われておりますが、さらにイモ類も豊富であり、食糧危機はありません。

また、指摘の町の中のゴミの山ですが、清掃予算の関係で一時的に放置されていることはありますが、日常的ではありません。

以上のことから、私は、マダガスカルの町は清潔な方で住みやすいと感じています。

最近、マスコミはマスゴミと批判されるようになりましたが、このマダガスカル報道も、チャリテイ報道のためとはいえ、誇張して報道し、注目を集めようとしている感じがします。

植草一秀の知られざる真実」によりますと、マスコミには報道の自由があるが、これはマスコミが勝手に報道する自由であると批判しています。

あの国民のための放送と言われているNHKも、政府のための報道はするが、政府に不利な放送はしない、例えば、卑近な例では、地震があっても原発の危険と結び付けて報道することはない、と厳しく批判しております。

マダガスカルの報道にも似たものであったとは悲しいことです。

なお、上の写真はアンタナナリボ市内の傾斜地にある美しい街の風景です。また、下の2枚の写真は田舎の町の風景です。

マダガスカル田舎の家

マダガスカルの田舎の町風景

また、下の写真はアフリカの西海岸のベナンという同じく最貧国の田舎の家の様子です。同じ最貧国と言っても、マダガスカルとベナンでは全く異なると言えましょう。


ベナン国田舎風景


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  1. 2015/06/17(水) 11:58:01|
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花ですか、いいえ葉です(マダガスカルとアフリカ 2015.6.15)

マダガスカルのポインセチアと白い花


今回は、興味深いマダガスカルの花を紹介します。

上の赤い花の木の写真は、アンタナナリボ市内にある植物園の花木ですが、側にある白い花木とのコントラストがよい感じです。

名前はポインセチア(マダガシカラ)で、日本にもある花木ですが、日本のものと比べ色鮮やかです。近づいて見ると、下の写真のとおりで、赤い色は花でなく葉の色でした(笑)。


マダガスカルのポインセチアの葉と花


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  1. 2015/06/15(月) 00:51:10|
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不老長寿の薬はない(食と健康 2015.6.14)

マメ類収穫物5月

家庭菜園と長寿の関係は本ブログの主要テーマでもありますが、最近の報告で、その秘訣は平凡な日常の積み重ねにあることが分かりましたので紹介させていただきます。

阿修羅掲示板」の健康欄に「長寿と健康の秘訣は、村中みんなで」が掲載されていました。本記事を要約しますと、次のようです。

地中海の100歳以上の長寿者に共通することは、肉やパンだけでなく野菜も食べ、かつ、死ぬ寸前まで体を動かし、運動不足にならないこと、そして、常に子供や孫など家族が側におり、自分自身も家族の一員として活動しているので、精神面が満たされていること、です。

すなわち、長寿のための不老長寿とかの薬とかはなく、長寿のためには、野菜多めの食事をし、暴飲暴食はせず、日々体を動かし、家族の一員として生きていることが重要になります。

これを家庭菜園の関係から考えますと、難しいことは何もありません。日々野菜作りを楽しみ、その生産物を分かち合える人がいれば、長生きできるということでしょう。すなわち、何度も書いていることですが、家庭菜園を愛することは長寿への道と思われます。

しかし、ビールを美味しく飲むために家庭菜園をされている方もおられます。ほどほどにしないと逆効果であることは言うまでもありません(笑)。

一方、最近話題になっていることですが、福島原発との関連で「放射能は老化を急激に進める」という報告も同阿修羅掲示板でありましたので、長寿との関係で参考までに紹介させていただきます。

なお、上と下の写真は、妻が写メで送ってきたものですが、我が菜園の最近の収穫物(豆類)です。このマメに因んで、マメに働きマメだと言われ、マメを食しマメの効果で長寿になればいいのですが(笑)。


グリンピース収穫物5月


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  1. 2015/06/14(日) 02:02:54|
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戦わずして勝つ(中国名言故事と家庭菜園 2015.6.7)

カブラヤガ秋

ブログ仲間の「Hipponさん」が「戦わずして勝つ(孫子)」というゴキブリ対策を紹介されていました。

「戦わずして勝つ」というのは、一昨日に紹介しました「兵の形は水に象る」の極意と思われますし、家庭菜園では病害虫対策の極意と思われます。そこで、この観点から今回は、中国名言故事と家庭菜園(第6話)について愚考します。

我が農法で「戦わずして勝つ」にあたるのが、除草シートを使い、卵を産ませない「夜盗虫(カブラヤガ)対策」でないかと思います。

本方法については、「ヨトウムシは除草シートで防除できる」と題し紹介しましたが、再度紹介しますと、次のとおりです。

カブラヤガ(ヨトウムシ)の産卵の時期は、冬越しの幼中が成虫になって産卵する6~7月、これらの卵が羽化し成虫となって産卵する8~9月の2回と言われます。そこで、被害の大きい秋のヨトウムシ対策としては、8月~9月に秋野菜の予定地に除草シートを張っておけば、産卵場所がなくなり、ヨトウムシ被害が少なくなる、ということになります。

そこで、秋のヨトウムシ対策として本方法を2年間実施しましたが、本方法は極めて有効で、かつ、秋だけでなく春のヨトウムシも減りました。このため、秋に毎年のように被害の出ていたサラダ用野菜のほとんどに被害がなくなりました。

さらに興味のあるかたは、本ブログの左上にある検索欄(検索フォーム)に「カブラヤガ」と入れ、「検索」をクリックしますと関連記事が出てきますので、参考にしていただければ幸いです。

なお、上と下の写真は、すでに紹介しましたカブラヤガの幼中と被害が少なかったハクサイの様子です。カブラヤガの幼中には要注意なんて言われますが、本方法を使えば「戦わずして勝つ」です(笑)。


ハクサイ菜園11月


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  1. 2015/06/07(日) 01:27:32|
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兵の形は水に象(かたど)る(中国名言故事と家庭菜園 2015.6.5)

6月の菜園ジャガなど

若葉萌える6月となり、家庭菜園に一段と熱が入ってきているこの頃かと察します。そして、今年はこの方法をやってみたいとか、いろいろと思いめぐらしている人も多いのではないかと思います。

そこで、その家庭菜園の方法と関連し、中国名言故事と家庭菜園、第5話として今回は「兵の形は水に象(かたど)る」(孫子)についてマダガスカルから愚考します。

兵法に決まった方法は無いという意味でしょうか。昨年のNHK大河ドラマ、軍師官兵衛では、後半になって彼が如水(じょすい)と改名する場面が出てきますが、これは「兵の形は水に象る」に由来すると言われます。

これを家庭菜園で考えますと、野菜の作り方にはいろいろの方法があるけれど、初めから決めた方法でいくのではなく、その場に適した方法でいくのが良い、ということでしょうか。

我田引水になりますが、私は、原則として、無農薬、無耕起、無堆肥、無畝立て、無追肥、無ビニールマルチ、無石灰という「ぐうたら農法」を実践しております。

本農法は、西村和雄(2001)氏によって提案されたものですが、長所は、私のような老人に適した簡易な農法であること、自然に優しい農法であること、かつ、美味しい安全な野菜が採れることだと思います。

本方法の欠点はまだ見えていません(笑)。家庭菜園の方法には自然農法とか有機農法とかいろいろありますが、まさに、家庭菜園の方法も「兵の形は水に象る」となります。

関連し、上と下の写真は、ぐうたら農法実践中の初夏の様子です。さらに関心のある方は、本ブログの左側のカテゴリーの農法や土作りの項目をクリックして読んでいただければ幸いです。


6月の菜園キューリなど


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  1. 2015/06/05(金) 21:41:58|
  2. 中国名言故事と家庭菜園 
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