野菜を食べやさい

無農薬、無耕起、無堆肥による有機栽培を通じ、旬野菜、食と健康、自然との共生、退職後の人生について発信いたします。

前年の野菜残渣に米糠を混ぜて土つくり(土作りと肥料)

前年のサツマイモ残渣に米糠

我が菜園は、収穫物残渣を有機肥料として利用しています。サツマイモのツルなどの秋収穫物の残渣は、冬を越しても残っていますので、春に使うことができます。

今回は、これら有機物を、米糠を混ぜ腐敗発酵させて有機肥料としている様子について紹介します。

上と下の写真は、昨年のサツマイモの蔓(つる)、トマトやナスの枝などの残渣に4月下旬に米糠を降り掛け、土と混ぜた様子です。この後、雨が降り、熟し、いい土になった5月下旬に、これら有機肥料の入った畝の間にキューリやトマトを移植しました。

前年のトマト残渣に米糠

下の写真は、そのキューリの現在の様子です。防虫ネットを外した直後の様子ですが、いい雰囲気のようです。しかし、早速、ウリハムシが寄ってきています(笑)。

昨年の収穫物残渣とキューリ6月下旬

また、下の写真はトマトです。雨が少なく乾いており、生育が遅れていますが、これから大きくなっていくと思われます。

サツマイモ残渣を使ったトマト栽培


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  1. 2017/06/23(金) 11:03:51|
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無堆肥有機農法と土作り(4)生ゴミ利用(土作りと肥料 2017.4.13)

生ごみの埋めた後と新しい穴

私の土作り、最後は生ゴミ利用です。

家庭から出る生ゴミは、タマゴの殻や魚や動物の骨を含み、優れた堆肥用素材として注目され、堆肥にして利用することが勧められています。しかし、生ゴミは水分を多く含み、それを利用した堆肥作りは一般の堆肥作りよりも難しいのが現状です。

そこで、私がしているのは、家庭菜園における埋め込みです。これは、菜園の畝間に30cmぐらいの深さに、生ゴミを捨てたあと土と混ぜるだけの簡単な作業ですが、夏なら2週間、春秋なら1か月、冬なら3か月で土に還ります。そして、その後、追肥のような効果が表れ、明らかに土は肥えるようです。

本方法のポイントは、生ゴミが新鮮なうちに土と混ぜて埋め込むことです。混ぜ込むと、生ゴミの水分は土に吸収され、適度な水分となり、発酵しやすくなり、かつ悪臭が出にくくなります。また、本方法では、ミミズの発生は少なく、ミミズをもとめるモグラもほとんど現われません。

もともとミミズは水分多く酸素の少ない腐敗物のなか、例えば堆肥の下に集まりますが、生ゴミを土と混ぜると、水分が減り酸素が増え、腐敗やミミズの問題はなくなります。

上の写真は、生ゴミを捨てる前の穴の様子で、埋めた時に次回のために作った穴です。

そして、下の写真は、生ゴミをその穴に入れた様子、そして土と混ぜたところです。

生ゴミの穴捨て

生ゴミの土混ぜの様子


生ゴミ利用の注意点は、野犬など動物対策です。これには、「魚の頭や骨など動物性の生ゴミを分別しして利用」すれば問題ありません。


(参考)「堆肥の作成と利用は重労働」

堆肥は、作るのも、保存するのも、運ぶのも、土に鋤き込むのも大変で、重労働を伴います。力仕事ですので、老人やご婦人には困難を伴います。

例えば、1アール(10mx10m)の畑には200kgの堆肥が必要と言われます。200kgの堆肥を作るためには2000kgの生の有機物が必要と言われます。これは、堆肥を作る前の有機物は90%近い水分を保持しているためです。

また、堆肥は有機物を重ねておけば自然にできるものではありません。米糠など発酵用の素材を入れ、天地返しを数回行い、乾燥させたところで完成です。また、雨にあたると分解し小さくなっていきますので保存場所も考えなくてはなりません。


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  1. 2017/04/13(木) 08:42:14|
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無堆肥有機農法と土作り(3)緑肥利用(土作りと肥料 2017.4.11)

緑肥白クローバー

私の有機農法と土作り、今回は3回目として、緑肥利用について愚考します。

欧州の畑作の土作りを見ますと、緑肥の利用が一般的で、堆肥利用は少ない感じです。緑肥については、窒素(N)固定をするマメ科の作物と、土壌改良効果の高いイネ科の作物が有名です。

マメ科の作物はいろいろとありますが、私は白クローバーと赤クローバーを使っています。クローバーは、年間150kg/haのNを固定すると言われ、クローバーを作ったあとは、無肥料でも作物が育つことになります。この場合、1年間はクローバー、2年目に耕起して作物栽培となります。

私の使い方は、クローバーを刈り取り、マルチに使うことです。上の写真は刈り取り直前の茂った春の白クローバーです。また、このように茂ると除草効果もあり、私は、白クローバーの間にキューリなどウリ科の野菜を植え、白クローバーの上を這わせています。

下の写真は赤クローバーです。こちらの方は這って増えることはないので管理が楽です。菜園の周囲に植え、適宜刈り取り、利用しています。元は野生の株で、これを株分けし利用しています。

緑肥赤クローバー

イネ科の作物では、冬~春はオート、春~秋はソルゴーを作っています。下の写真は、ナスの下にソルゴーの茎葉を敷いている例です。

緑肥ソルゴーマルチ

イネ科が優れるのは、細い根が多数張り、土を柔らかくする効果、そして刈り取ったワラを敷きワラに使うと分解が早く、肥料効果もあることだと思います。


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  1. 2017/04/11(火) 11:23:54|
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無堆肥有機農法と土作り(2)有機物の表層施用(土作りと肥料 2017.4.9)

有機物残渣イモつる

私の有機農法と土作り、今回は2回目として、有機物の表層施用について愚考します。

堆肥は、有機繊維に富み、土壌の団粒構造の発達を促し、その結果、空気層を形成し、適度な水分保持を可能にし、かつ、堆肥に含まれている腐植は肥料保持能力があり、肥沃な土壌を作る上でたいへん重要な役割を持っています。

このため堆肥は重要ですが、堆肥は作成と管理にたいへん手間がかかり、また菜園への移送や鋤きこみは重労働という問題があります。そこで、堆肥を入れなくとも肥沃な土壌を作る方法があれば幸いです。

「ぐうたら農法のすすめ」(西村和雄 2001)によれば、ワラなど有機物を土の表層に敷けば、微生物の働きで有機物は分解され、腐植が形成され、自然と土が肥沃になっていくことが示されています。

すなわち、作物の基部に有機物を敷く、あるいは有機物マルチをすれば土中微生物の働きで自然と土は肥沃になっていくことになります。そのマルチ用の有機物は何でもいいようです。

一番利用しやすいのが、収穫物残渣、そして緑肥かと思います。関連し、上の写真は、秋野菜残骸の冬の様子ですが、畝間に置き、次年度の夏作用の有機物マルチとして利用しています。こうすれば運び出す手間もかからず省力になります。

また、下の写真は、刈り取ったオートをジャガイモへの表層マルチに使った様子です。この有機物の表層利用も同じく土を自然と肥沃にします。

オートの表層施用とジャガイモの枝葉

さらには、イモの太りには水分保持機能のあるカリ肥料(K)が重要と言われますが、このように未分解の生の緑肥を使うと、有機物が分解する過程で、その細胞内に溶け込んでいますKが先に放出されますので、ジャガイモはそのKを吸ってみずみずしくなり太ることができます。

関連し、下の写真は、みずみずしく育った赤ジャガです(笑)。

オート表層施用とジャガイモの太り


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  1. 2017/04/09(日) 07:23:08|
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無堆肥有機農法と土作り(1)微生物利用(土作りと肥料 2017.4.7)

無堆肥有機農法ニンジン栽培

前回の記事で、これからは、西村和雄先生(2001)提唱の「ぐうたら農法」(無堆肥有機農法)を実践し、極めていきたいと決意を述べました。そして、その基本となる有機農法のポイントは土作りですが、関連し、私の無堆肥有機農法の土作りを4回に分けて紹介し、有機農法に迫ってみたいと思います。

それらの内容(タイトル)は次のとおりで、今回は、1.微生物利用、について愚考します。

1.微生物利用(今回)
2.有機物残渣利用
3.緑肥利用
4.生ゴミ利用

有機農法は有機肥料(堆肥)利用が基本と思っている方が多い感じがします。私もそうでしたが、堆肥作りで腰をいためた後、堆肥を使わない「無堆肥有機農法」(ぐうたら農法)や「たんじゅん農法」を知ってからは、それは間違いであることに気が付きました。

有機農法の原点は、無農薬と微生物による土作りの2点だけかと思います。言い換えますと、微生物によって作られた有機農法の土では野菜が健康に育ち、そのため野菜が無農薬でも健康に育ち、このため美味しく安全な野菜が採れる、というのが有機農法の原点と理解します。

「ぐうたら農法のすすめ」(西村和雄 2001)によりますと、肥沃な土壌には無数の微生物(1グラムに1億)が居るようです。この微生物は、有機物を分解し、その過程でN(チッソ)などの肥料を放出させ、そして、最終段階で腐植を作ると言われております。

腐植は、N、P、Kなど肥料の保存能力があり、このため、腐植の多い土は肥料持ちがよくなります。さらに、腐食がある土では団粒構造が発達します。このため、腐植は土作りのための基本要素とも言われます。

次回は、腐植の増やし方について検討します。

なお、上と下の写真は、我が無堆肥有機農法のニンジンとキューリの様子で、まだ肥沃とは言えない感じです(笑)。

無堆肥有機農法キューリ栽培


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  1. 2017/04/07(金) 10:08:17|
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