野菜を食べやさい

無農薬、無耕起、無堆肥による有機栽培を通じ、旬野菜、食と健康、自然との共生、退職後の人生について発信いたします。

無堆肥有機農法と土作り(2)有機物の表層施用(土作りと肥料 2017.4.9)

有機物残渣イモつる

私の有機農法と土作り、今回は2回目として、有機物の表層施用について愚考します。

堆肥は、有機繊維に富み、土壌の団粒構造の発達を促し、その結果、空気層を形成し、適度な水分保持を可能にし、かつ、堆肥に含まれている腐植は肥料保持能力があり、肥沃な土壌を作る上でたいへん重要な役割を持っています。

このため堆肥は重要ですが、堆肥は作成と管理にたいへん手間がかかり、また菜園への移送や鋤きこみは重労働という問題があります。そこで、堆肥を入れなくとも肥沃な土壌を作る方法があれば幸いです。

「ぐうたら農法のすすめ」(西村和雄 2001)によれば、ワラなど有機物を土の表層に敷けば、微生物の働きで有機物は分解され、腐植が形成され、自然と土が肥沃になっていくことが示されています。

すなわち、作物の基部に有機物を敷く、あるいは有機物マルチをすれば土中微生物の働きで自然と土は肥沃になっていくことになります。そのマルチ用の有機物は何でもいいようです。

一番利用しやすいのが、収穫物残渣、そして緑肥かと思います。関連し、上の写真は、秋野菜残骸の冬の様子ですが、畝間に置き、次年度の夏作用の有機物マルチとして利用しています。こうすれば運び出す手間もかからず省力になります。

また、下の写真は、刈り取ったオートをジャガイモへの表層マルチに使った様子です。この有機物の表層利用も同じく土を自然と肥沃にします。

オートの表層施用とジャガイモの枝葉

さらには、イモの太りには水分保持機能のあるカリ肥料(K)が重要と言われますが、このように未分解の生の緑肥を使うと、有機物が分解する過程で、その細胞内に溶け込んでいますKが先に放出されますので、ジャガイモはそのKを吸ってみずみずしくなり太ることができます。

関連し、下の写真は、みずみずしく育った赤ジャガです(笑)。

オート表層施用とジャガイモの太り


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  1. 2017/04/09(日) 07:23:08|
  2. 土作りと肥料
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  4. | コメント:4
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コメント

Re: agriotome さん、鋤込み

agriotome さん
いつも貴重なコメント、ありがとうございます。

ご指摘の鋤込みですが、有機物(草)表層マルチ施用では、植えたあとに施用しますが、
除草のためのマルチ効果も期待し、鋤込みはしません。

そのままにして置くと、自然と腐敗分解し、表層の土に混じっていきます。
草々

> こんばんは。
>
> 昨年、堆肥を作りましたが......
> 菜園はやることが多く、ましてや未だ仕事をしていて、週末菜園をしていますので....中々大変ですね。
> 如何に時間削減できるか?いつも考えています。
> それに此れからは体力も落ちていくばかり。
> 記事は、私にはもってこいの方法です。
> 作物の表層に置くだけで、鋤込みはいらないのですか?
> ソルゴーで実践したいです。。
  1. 2017/04/11(火) 11:34:08 |
  2. URL |
  3. ささげくん #-
  4. [ 編集 ]

こんばんは。

昨年、堆肥を作りましたが......
菜園はやることが多く、ましてや未だ仕事をしていて、週末菜園をしていますので....中々大変ですね。
如何に時間削減できるか?いつも考えています。
それに此れからは体力も落ちていくばかり。
記事は、私にはもってこいの方法です。
作物の表層に置くだけで、鋤込みはいらないのですか?
ソルゴーで実践したいです。。
  1. 2017/04/10(月) 21:18:29 |
  2. URL |
  3. agriotome #-
  4. [ 編集 ]

Re: katataka  さん、ジャガイモの太りとカリ(K)肥料

katatakaさん
貴重なコメント、ありがとうございます。

ジャガイモの太りとカリ(K)肥料ですが、
この関係はどこでもできますので、ぜひお試しください。

根や茎が太るには、水分保持と関係しているカリが必要と思われます。
草々

> 今頃ですが、無事ご帰国されて良かったですね。
> >未分解の生の緑肥を使うと、有機物が分解する過程で、
> その細胞内に溶け込んでいますKが先に放出されますので・・
> 私の狭い草花の庭でも実行できるでしょうか?
> ジャガイモの太り具合、素晴らしいですね。
  1. 2017/04/09(日) 17:23:22 |
  2. URL |
  3. ささげくん #-
  4. [ 編集 ]

今頃ですが、無事ご帰国されて良かったですね。
>未分解の生の緑肥を使うと、有機物が分解する過程で、
その細胞内に溶け込んでいますKが先に放出されますので・・
私の狭い草花の庭でも実行できるでしょうか?
ジャガイモの太り具合、素晴らしいですね。
  1. 2017/04/09(日) 11:11:08 |
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  3. katataka #T4iTjaJU
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